2025 年 9 月 22 日

世界で逆風が吹き荒れる ESG 投資、日本では追い風

責任投資原則 (PRI) に署名した日本の年金基金からのさらなる投資、NISA 対象のファンド・ラインアップの拡充、GPIF による運用機関募集の拡大が見込まれています

日本の ESG 指数とパッシブ運用に関する最新レポート (SGX との共同編集)

SGX との共同執筆によるこのレポートでは、日本のサステナビリティ基準の向上、市場固有の指数と比較した上場企業の ESG パフォーマンス、指数連動型の SGX FTSE Blossom Japan Index Futures のパフォーマンスを考察します。

今四半期の分析におけるハイライト:

  • 世界で逆風が吹き荒れる ESG 投資ですが、日本では追い風が吹いています。
    • 2024 年に PRI へ署名した日本の 7 つの公的年金が投資を増額予定
    • NISA 商品拡充の議論
    • GPIF が新たな ESG インデックスや ESG ファンドの運用機関を募集
  • Blossom Japan および Blossom SR (Sector Relative) はいずれも、2025 年 4 ~ 6 月期における、対ベンチマーク (FTSE Japan All Cap Index) 比のアンダーパフォームを公表しました。これは主に、ESG ファクターのマイナス寄与によるものです。長期的なパフォーマンスは安定しています。
  • SGX FTSE Blossom Japan Index Futures は引き続き、日本の ESG 関連デリバティブの主要な先物契約として選ばれており、市場シェアは 98% です (米ドル名目建玉ベース)。