2025 年 6 月 25 日

日本企業における ESG プラクティスの向上 

FTSE Russell ESG スコアに関する企業コミュニケーションとエンゲージメントの分析

SGX と共同執筆による最新の日本の ESG 指標およびパッシブ投資レポート

SGX と共同で執筆された本レポートは、日本のサステナビリティ基準の動向、通常の市場インデックスと比較した日本の上場企業の FTSE ESG スコア、指数連動型SGX FTSE Blossom Japan Index 先物の成長についてレビューしています。

日本における ESG のモメンタムを把握する

日本のサステナブル投資と未来に関するレポートの最新号は、国内におけるESGの動向をより良く理解し把握するための手助けとなります。GPIF の戦略的な投資と FTSE Russell のエンゲージメントにより、日本企業がグローバルな同業他社を上回るペースで ESG スコアを向上させている様子をご紹介します。

今四半期の分析の主なハイライト:

  • GPIFのESGパッシブ投資におけるFTSE Blossom Japan Indexと、FTSE Russell ESGスコアに関する、日本企業に対するFTSE Russellによるエンゲージメントおよび企業コミュニケーションは、ほぼ毎年増加しています。FTSE RussellのESGスコアの平均も、他の地域と比べて改善されています。
  • 2025 年 1-3 月、Blossom Japan Index と Blossom Japan Index Sector Relative Index はともに、ベンチマークである FTSE Japan All Cap Index に対しアンダーパフォームとなりました。これは主に、ESG ファクターによるマイナスの寄与によるものです。長期的なパフォーマンスは安定しています。
  • SGX FTSE Blossom Japan Index 先物は、引き続ぎ日本のESGデリバティブとして選ばれており、市場占有率は98%(建玉、米ドルの想定元本)となっています。