Tick History で取引機会を逃さない
Tick History (ティック・ヒストリー) は、OTC や取引所で取引された商品のリアルタイム価格データ履歴を提供する、LSEG のクラウドサービスです。500 以上の証券取引所やサードパーティ・コントリビューターから取得した 45 PB 以上のデータを利用できます。ノーマライズされ、全取引所について一貫したデータ処理も可能なうえ、ローデータ形式も選択できます。
Tick History ソリューション
Tick History – Instrument:
ウェブベースのユーザー・インターフェースと LSEG DataScope Select API を通じて、パブリック・クラウド上の Tick History のコンテンツを容易に利用できます。カスタム抽出サービスで、必要な商品、フィールド、期間を選択し、業務の必要性に応じてレポートを作成するようスケジュール設定することも可能です。
Tick History – Venue:
クラウド上のダウンロード可能な取引所別日次ファイルの API に容易にアクセスできるカスタマー・ファイル・サービスを通じて、ファイルを自社のクラウドまたはオンプレミスのデータベースへ転送・共有することが可能となります。取引所別の日次データ・サービスを利用して、特定の日に特定のベニューで取引された全商品の各ティック・データを容易かつ完全に抽出できます。
Tick History – Query:
Google® BigQuery™ を利用した LSEG Tick History - Query によって、業界随一の広範かつ詳細な Tick History データへアクセスし、Google BigQuery を用いた分析が可能です。この組み合わせにより、準備と実行に何時間や何日もかかる照会がわずか数分に短縮されます。Google BigQuery を用いて、クラウド環境で直接 Tick-as-a-service データベース内のデータを照会し分析できるため、データをダウンロードする必要がありません。
Tick History – PCAP:
取引所から直接取得され、GPS 技術を用いてナノ秒単位のタイムスタンプが付与されたグローバルなクロス・アセット・クラスの PCAP データを提供します。Tick History – PCAP は、複数のデータ形式や配信メカニズムで利用可能で、データの参照・視覚化が可能な分析環境 Tick History Workbench にも対応しています。

Tick History – S3 Direct:
Tick History - S3 Directは、AWS 上の LSEG S3 Direct を通じて、Tick History および Tick History - PCAP の両方のデータにアクセスできます。信頼性が高く効率的なデータストレージにより、必要な時にいつでも高品質な過去のマーケットデータを共有、照会、抽出することができます。
コア・ソリューション
LSEG の Tick History データ・ソリューション
特長
- データ・フォーマットのノーマライズ: 各取引所やベニューのデータフィールドやデータ形式の一貫性を確保します。
- カスタム抽出サービス: 必要な商品データ、フィールド、期間を正確に選択することが可能で、ビジネス・プロセスに合わせてレポート作成のスケジュールを一度に設定できます。
- 取引に関する多数の付加情報: 各ベニューについて、データ照会と金融/トレーディング・モデルの精度を確保します。
- ヒストリカルデータを分単位で受信: Tick History – PCAP はオンプレミスまたはクラウドで提供され、クエリサービスが迅速な意思決定をサポートします。
- Springboards: 高度なクエリも、Tick History Workbench では素早く効率的に作成できます。
- Historical Pricing API: 時系列データを利用するアプリケーション向けの主要 API である Historical Pricing API は、日中のスナップショットや複数ソースの関連時系列データなど、過去の価格データの一貫性のあるデータモデルを提供し、カスタマイズ可能なクエリにも対応しています。
内容と特長
世界 550 以上のベニューとサードパーティ・コントリビューターのデータにアクセス可能な Tick History には、クリーニング済みでノーマライズされたレベル 1 とレベル 2 の両データが含まれています。1996 年以降のデータが収録され、すぐに利用可能です。
Tick History は、LSEG のデータ・モデル (コード、識別子等) を使用しており、リファレンス・データや機械処理可能なニュースなどと容易に組み合わせることができます。
Tick History は LSEG のデータ・モデルに準拠しているため、フロント、ミドル、バック・オフィス間でのデータ連携を可能にし、データ・ガバナンスの改善と総所有コスト (TCO) の削減に寄与します。
LSEG の企業向けサービス部門は、クラウド導入を熟知しており、世界中のお客様に年中無休でサポートを提供しています。
導入、クエリ作成、また Tick History - Query を使用する際には、Tick History の開発者コミュニティの豊富な動画コンテンツや記事をお役立ていただけます。
取引所の生データ (PCAP) は、高度な要件のユースケースにも対応できます。
活用事例
Tick History の全社的利用
戦略部門
- ティック・ヒストリー・データを社内で一元化。各部門のデータ・ポケットを排除し、データ・ガバナンスの改善、コスト削減、効率化を実現。
- 人工知能 (AI) および機械学習 (ML) プロジェクトにおけるデータの展開。
フロント・オフィス
- ティック・バイ・ティック・データを利用したトレーディング戦略のバックテストにより、信頼性と最大限の成果を確保。
- アルゴリズム・トレーディング・モデルの検証にデータを適用。
- クオンツ・リサーチやクオンツ分析の実施。
ミドルオフィス
- 規制上の最良執行義務を果たし、トレーディング効率を改善するために、板情報の再現や市場のミクロ構造分析を含む、取引コスト分析 (TCA) を実施。
- トレーディング勘定の抜本的見直し (FRTB) のために、ブローカーから取得した情報を含むデータを適用。
- 市場における不正行為を検知し防止するために、データを用いて市場を監視。
お問い合わせ
LSEG のセールスチームへメールを送る
最寄りの営業担当者まで電話でご連絡ください
日本
アジア太平洋
Australia & Pacific Islands:
+612 8066 2494
China mainland: +86 10 6627 1095
Hong Kong & Macau: +852 3077 5499
India, Bangladesh, Nepal, Maldives & Sri Lanka:
+91 22 6180 7525
Indonesia: +622150960350
Korea: +822 3478 4303
Malaysia & Brunei +603 7 724 0502
New Zealand +64 9913 6203
Philippines: 180 089 094 050 (Globe) or 180 014 410 639 (PLDT)
Singapore and all non-listed ASEAN Countries:
+65 6415 5484
Taiwan: +886 2 7734 4677
Thailand & Laos: +662 844 9576
アメリカ
All countries (toll free): +1 800 427 7570
Brazil: +55 11 47009629
Argentina: +54 11 53546700
Chile: +56 2 24838932
Mexico: +52 55 80005740
Colombia: +57 1 4419404
ヨーロッパ、中東、アフリカ
Europe: +442045302020
Africa: +27 11 775 3188
Middle East & North Africa: 800035704182