ヒストリカル・ティック・データ

Tick History – PCAP

ロスレスな過去のパケット・キャプチャ (PCAP) データ。発生源で直接取得し、GPS 同期によるナノ秒精度のタイムスタンプを付与することで、最高水準の忠実度を実現します。

パケットレベルの精度で市場を再現

市場で起こるあらゆるイベントの背後には、さらに詳細な情報が存在します。意思決定がマイクロ秒単位で行われる場合でも、より長期的な視点で行われる場合でも、オーダーブック上の動きについて、個々のメッセージレベルで何が起きたのかを正確に把握することは極めて重要です。

Tick History – PCAP は、取引所から直接取得した、高精度なパケットレベルのヒストリカル・マーケット・データを提供します。

取引所のデータセンターに設置されたキャプチャ基盤と、LSEG Real-Time – Ultra Direct のフィード・ハンドラーを活用し、世界 250 以上の取引所からデータを取得。市場の動きの順序と構造をそのまま保持します。ナノ秒精度の GPS 同期タイムスタンプにより、市場イベントの正確な再現・リプレイが可能です。

数百ペタバイトに及ぶデータセットを備えた Tick History – PCAP は、リサーチ、トレーディング、規制関連業務において、バックテスト、執行分析、市場再構築をはじめとする大規模なクオンツ分析ワークフローを実現します。

生データ形式または正規化形式で利用でき、オンプレミス環境、クラウド環境、あるいは LSEG が提供する共有ストレージによるマネージド・サービスとして提供されます。

Tick History – PCAP は、ヒストリカル・マーケット・データのクエリ、分析、可視化を行うためのインタラクティブな環境を提供する Tick History Workbench からも利用できます。また、パケットレベルの分析に単独で利用できるほか、過去の市場活動をより包括的に把握できる LSEG Tick History と併用することも可能です。

内容と特長

ロスレスなデータ取得と処理

LSEG Real-Time – Ultra Direct のフィード・ハンドラーを活用した独自のデータ取得技術により、すべてのティックを欠損や集約を行うことなく収集・処理します。取引所のプライマリおよびバックアップ・データセンターに配置した耐障害性の高いコロケーション基盤を用いることで、市場活動を元の順序と構造のまま保持し、正確なリプレイと分析を可能にします。

GPS 同期によるナノ秒精度のタイムスタンプ

すべてのティックに、GPS 同期クロックによるナノ秒精度のタイムスタンプを付与。市場の時系列を保持することで、正確な再現と分析を実現します。

グローバルなマルチアセット・カバレッジ

米州、欧州・中東・アフリカ (EMEA)、アジア・太平洋地域 (APAC) の 250 を超えるベニューと 400 を超えるフィードから、株式、デリバティブ、債券、為替などのデータにアクセスできます。

柔軟なデータ形式

生データ形式の PCAP、または CSV をはじめとする正規化データ形式で利用でき、幅広いクオンツおよび分析ワークフローに対応します。

クラウドおよびオンプレミスでの提供

データはオンプレミス、クラウド、または LSEG のマネージド・サービスとして提供され、必要なデータへアクセスできます。さらに、専門知識を備えた専任チームによる 24 時間 365 日サポートを提供します。

分析と視覚化

オプションで利用できる Tick History Workbench では、Tick History – PCAP データのクエリ、分析、可視化が可能で、バックテスト、執行分析、市場再構築などの用途に対応します。

よくあるご質問

    • パケット・キャプチャ (PCAP) とは、ネットワーク上でやり取りされる個々のメッセージを収集・保存することを指します。この「パケット」と呼ばれるメッセージが、イベントがリアルタイムでどのように発生したかを示す生データです。Tick History – PCAP では、マーケット・データを取引所で PCAP ファイルとして取得します。元のデータを改変せずに保持するため、過去の取引活動を正確に再現できます。
    • Tick History は複数市場にまたがる分析向けの正規化データを提供するのに対し、Tick History – PCAP は、取引所から直接取得したパケットレベルのデータを、高精度のタイムスタンプ付きで提供します。
    • Tick History – PCAP は主に、詳細なミクロ構造分析、精密なモデリング、執行分析に利用されます。一方、Tick History はより広範なヒストリカル・データ分析に適しています。
    • はい。Tick History – PCAP では、最小限の正規化を施したデータも提供しています。標準のデータ・ディクショナリを用いることで、フィード横断で一貫した分析を行うことができます。正規化データは CSV 形式で利用できます。
    • Tick History – PCAP は、世界の 250 を超える取引所と 400 を超えるフィードから取得した、複数のアセット・クラスにわたるデータを収録しています。詳細については、お問い合わせください。
    • Tick History – PCAP では 2014 年まで遡るヒストリカル・マーケット・データにアクセスでき、長期分析、バックテスト、モデル検証に活用できます。
    • Tick History – PCAP は、オンプレミス、お客様のクラウド、または LSEG の共有ストレージ型マネージド・サービスとして利用できます。S3 Direct によるクラウド・ネイティブなアクセスにより、データをすぐに利用できるほか、Tick History Workbench ではデータのクエリ、分析、可視化を行うことができます。
    • いいえ、Tick History – PCAP のデータはクラウド上で直接分析できるため、大容量のデータセットをローカル環境に移動・保存する必要がありません。
    • パケットレベルのマーケット・データを自社で取得・保存するには、インフラ、コロケーション、ストレージ、サポート、継続的な保守に多額の投資が必要です。Tick History – PCAP は、こうした負担を引き受けるマネージド型ソリューションです。コロケーション基盤で取得したデータを拡張性の高いクラウド環境で提供することで、運用の複雑さを軽減し、価値実現までの時間を短縮します。

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