LSEG と Microsoft の提携

Microsoft と LSEG は戦略的パートナーシップを締結しました。両社で構築しているシームレスな機能とワークフローの一部をご紹介します。

Contoso Investment Bank のマネージング ディレクターのモニカの多忙な一週間が再び始まります。Workplace からの通知が Teams に届きました。Fabrikam という大口顧客の件です。昨年モニカは VanArsdel 社の M&A をFabrikam 社の CFO イーサンに提案しました。しかし EPS の増加にかかる見込み期間は 36 カ月だったためイーサンは提案に同意せずその期間が18 か月以内になった場合に 再検討することとしひとまず Workspace の分析エンジンにアラートを設定し実行可能なタイミングを モニタリングしました。1 年後、そのタイミングが訪れました。VanArsdel の 直近の業績予想と外国為替市場の動向から 18 カ月以内の EPS 増加が現実味を帯びたのです。 チームにそれを伝えるにあたりFabrikam が属するセクターの 最近の案件に関連する重要な背景情報も 提供したいとモニカは考えました。検索すると Workspace ボットによりすぐに案件分析がフィルタリングされ直近の全案件の概要が 共有されます。モニカは重要で多様なデータを簡単にまとめられることを 気に入っています。予備分析の準備ができるとFabrikam 担当チームの責任者であるサラに 知らせます。サラはプロジェクトの主担当となる予定です。サラはモニカからのメッセージを受け取りリサーチ レポートの 主要テーマを確認します。そこに Workspace ボットからSignal Search アプリを利用して株式アナリストが取り上げた全主要テーマの 時系列の要約を記載したカードが提示されました。 インテリジェントなNLP エンジンによって手持ち資金と M&A の機会が以前より大きくなっていることが 分かります。このようなインサイトは提案書の焦点を決める時に 役立ちます。必要な情報が すべて揃ったのでサラは案件を迅速に 進めていきます。そしてプロジェクト チームの結成に取りかかります。Workspace ボットから 投げかけられる簡単な質問に従って新チームをすばやく 立ち上げました。新チームは事前に準備されたリテール グループ用の Fabrikam と VanArsdel 関連の重要なコンテンツを 閲覧できるようになり提案書の内容を 簡単に把握できます。また Workspace ボットによって提案書の旧バージョンや 補助資料のPowerPoint や Excel ファイルがまとめられWorkspace と Microsoft Office の連携によってファイルは 最新の情報に更新されます。すべてのデータはWorkspace One とMicrosoft Office の連携によってPowerPoint と Excel に 自動的に取り込まれます。表現を調整して新たなデータが反映されると レビューの準備が整いました。モニカがイーサンにFabricam 用の 社外チャネルで連絡するとイーサンは会議に同意しました。彼は新しい財務担当者として ホリーの参加も提案していますがモニカが彼女に連絡を取るのは 初めてです。そこで Workspace でホリーの名前を検索し メッセージを送ります。「初めまして、ホリー様。お会いできるのを楽しみにしております。共有チャネルからの招待と ミーティングへの招待をContoso と Fabricam の共有チャネルで お送りします」Microsoft Teams の ディレクトリとWorkspace と Messenger の 統合によって初めての連絡でも数クリックで 簡単に行えます。会議が始まるとTeams で社内グループ チャネルが自動的に作成されます。Contoso のチームはそこでチャットしクライアントからの 難しい質問や意見に対処できます。ホリーは避難訓練のため 会議への参加が遅れていますが自動書きお越し機能があるので 後から参加してもすぐに内容を把握できます。会議は順調に進んでいます。突然イーサンから 外国為替取引のエクスポージャーについての 質問が出た時もサラはすかさず その懸念事項を把握しWorkspace で為替レートと予測値を 確認するとその Workspace の分析を社内グループ チャットで モニカに共有しました。モニカは自信を持って その情報を伝えFabrikam の財務担当者ホリーと外国為替取引担当者との フォローアップの会議を設けてディール コンティンジェント 為替フォワードに伴うリスクを管理する方法を話し合うことを提案します。実行漏れがないよう Workspace ボットによりToDo リスト項目として プロジェクトのタスク ボードへ自動的に追加されます。CFO も財務担当者も ともに納得してモニカに同意しM&A について議論を 進めることにしました。