- お客様のフィードバックにより、FTSE Blossom のユニバースは、今後、TOPIX の構成銘柄情報を参照
- FTSE Blossom Japan Index および FTSE Blossom Japan Sector Relative Index はそれぞれ FTSE JPX Blossom Japan Index および FTSE JPX Blossom Japan Sector Relative Index に改称
- 円滑な移行を実現するため、TOPIX 構成銘柄情報の利用は、2025 年 12 月の定期リバランスから適用
グローバル・インデックス・プロバイダーである FTSE Russellと日本取引所グループ(以下「JPX」)傘下の JPX 総研は、 本日、FTSE Blossom Japan Index および FTSE Blossom Japan Sector Relative Index と TOPIX(東証株価指数)の連携について合意したことをお知らせいたします。
お客様のフィードバックにより、長年にわたり採用されてきた FTSE Blossom のユニバースは、今後、日本株の市場平均を示すベンチマークとして国内外で幅広く定着している TOPIX の構成銘柄情報を参照していくことになります。本連携により、このインデックスシリーズが今後も日本市場における ESG の取り組みを促進し続けることが可能となります。
この合意により、FTSE Blossom Japan Index およびFTSE Blossom Japan Sector Relative Index はそれぞれ FTSE JPX Blossom Japan Index および FTSE JPX Blossom Japan Sector Relative Index に改称します。TOPIX の構成銘柄でない場合は、FTSE JPX Blossom Japan Index シリーズから除外されます。
円滑な移行を実現するため、TOPIX 構成銘柄情報の利用は、2025 年 12 月の定期リバランスから適用となります。
FTSE Russell CEO フィオナ・バセットのコメント:
「この度、JPXとの協力関係を基に、FTSE Blossom Japan Index シリーズをさらに強化できることを嬉しく思います。FTSE Blossom Japan Index シリーズは、ESGリスクとパフォーマ ンスを株式戦略に組み入れたいとお考えのお客様に、ローンチ以来広くご利用いただいております。お客様のフィードバックを受けて、今回、重要な商品強化を行い、TOPIX の構成銘柄情報を取り入れることで、これらの Blossom Japan Index シリーズ が今後も日本市場における ESG の取り組みを促進し続けるものと確信しています」
JPX 総研 代表取締役社長 二木 聡のコメント:
「今般、日本株を代表し、当社の旗艦指数である TOPIX の情報を利用することで、広く受け入れられているサステナブル指数である FTSE Blossom Japan Index シリーズの強化に携わることを喜ばしく思います。TOPIX は、市場代表性や投資可能性に加え、先物等のデリバティブ商品が大阪取引所で活発に取引されるなど、日本株のマーケット・ベンチマークとしての高い機能性を有した指数です。今回の取組みにより、日本株を対象とした企業の持続可能性に着目した指数に基づくインデックス投資が一層普及することで、企業のサステナビリティの取組みの強化などを通じた日本の株式市場の更なる発展に繋がることを期待しています」
FTSE Blossom Japan Index シリーズは、環境・社会・ガバナンス(ESG)活動を積極的に実践することを選択した日本企業のパフォーマンスが反映されるように設計された指数です。これは、企業のエクスポージャーとパフォーマンスを評価するために透明性のある手法を使用する独自の FTSE Russell ESG データモデルに基づいています。この指数は、従来の時価総額加重ベンチマークから大きく逸脱することなく、ESGの考慮事項を組み込むように設計されています。構成銘柄の業種やセクターの偏りを最小限に抑えるために、Blossom Index ではベンチマークに対し業種中立アプローチを採用、Blossom Sector Relative Index ではセクター中立アプローチを採用しています。
FTSE Blossom Japan Index シリーズは、2017 年以来、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に採用され、GPIFが公表した最新のESGレポート[1]によると、GPIF が選定したすべてのサステナブル指数のなかで、最もパフォーマンスが高い指数となっています。加えて、FTSE Blossom Japan Index については、複数のETFが東京証券取引所に上場しています。
本件に関するお問い合わせ先
LSEG Press Office
Yasue Aoi
LSEG (ロンドン証券取引所グループ)傘下のFTSE Russell について
FTSE Russell は、革新的なベンチマーク、分析、データ・ソリューションを世界中の投資家に提供するグローバル・インデックス・プロバイダーです。FTSE Russell は、70カ国以上の市場や資産クラスを測定・ベンチマークする数千のインデックスを算出し、世界の投資可能な市場の98%をカバーしています。
FTSE Russell のインデックスに関する専門知識やプロダクトは、世界中の機関投資家や個人投資家によって幅広く利用されています。約18兆1,000億ドルがFTSE Russell のインデックスをにベンチマークとして参照しています。一流のアセット・オーナー、資産運用会社、ETFプロバイダー、および投資銀行が、投資パフォーマンスを計測し、ETF、仕組商品、インデックス・ベースのデリバティブ商品を組成するためにFTSE Russell のインデックスを参考にしてきました。
FTSE Russellのインデックス設計と運用は、普遍的な原則を中核とした指針に基づいており、透明性の高いルールに基づいたメソドロシーは、主要な市場関係者で構成される独立した委員会から得られた知見に裏付けられています。FTSE Russell は、インデックス設計とガバナンスにおいて業界最高の水準の適用を掲げてIOSCO原理を採用しています。また、FTSE Russellは、インデックスのイノベーションとお客様とのパートナーシップに全力を注ぎ、提供するインデックスの拡大と向上を目指しています。
FTSE Russell は、ロンドン証券取引所グループの完全子会社です。
詳しくは、ウェブサイトをご参照ください。FTSE Russell.
JPX 総研について
JPX 総研は、取引所・自主規制法人・清算機関に並ぶ新たな日本取引所グループの子会社として創設され、2022 年 4 月 1 日付で事業を開始しました。指数・データ・デジタル関係事業を集約した、JPX グループの戦略的な事業展開の中心となる組織体として、新たなニーズに応える多様なマーケット・サービスを積極的に創造し、わが国金融・資本市場の競争力強化・地位向上に貢献します。また、2030年までに実現を目指す長期ビジョン「Target 2030」に掲げるグローバルな総合金融・情報プラットフォーム [G-HUB] を実現するための重要な役割を担っています。当社は、日本市場の主要な指数算出者として、旗艦指数である TOPIX(東証株価指数)を含む多くの株価指数及びデリバティブ指数を算出しています。
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FTSE Russell® は、FTSE、Russell、FTSE Canada, FTSE FI、FTSE FI Europe、WOFE, RBSL, RL, および BR の取引上の名称です。「FTSE®」、「Russell®」、「FTSE Russell®」、「FTSE4Good®」、「ICB®」、「Refinitiv 」、「Beyond Ratings®」「WMR™”」、「FR™」および本書で使用されているすべての商標およびサービスマーク(登録済みまたは未登録であるかを問わず)は、LSEG のメンバーが所有またはライセンスを許諾されているものであり、FTSE、Russell、FTSE Canada、FTSE FI、FTSE FI Europe、WOFE、 RBSL、RL またはBRは、これらを所有または許諾されたライセンスに基づき使用しているものです。FTSE International Limited はベンチマーク管理者として金融行動監督機構(Financial Conduct Authority)により、認可・規制されています。 Refinitiv Benchmark Services (UK) Limited はベンチマーク管理者として金融行動監督機構(Financial Conduct Authority)により、認可・規制されています。
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